胃の痛み

胃の痛みの原因は多岐にわたります。
原因や症状に応じて適切な治療を行わなければ、痛みが長引くばかりではなく、外科的な手術が必要となることすらあります。
症状が軽いうちに医療機関を受診し、治療や生活習慣の改善を行うことをおすすめします。

新宿駅前クリニックでは、風邪や生活習慣病のみならず、胃腸炎などの診療も行っています。
予約は不要ですので、お気軽に受付時間内にお越しください。
忙しいビジネスマンの患者さまがご利用しやすいよう、複数の医師を配置して待ち時間軽減に努めております。
もちろん、忙しくてかかりつけ医に受診できない場合のみのご利用でも構いません。
新宿駅前クリニックでは、お盆期間も平日は毎日通常通り診察を行っております。

なお、胃カメラなどより専門的な検査が必要な場合には他院をご紹介させていただくこともございますので、ご了承ください。

胃の痛みが生じる病気には、どのようなものがありますか?

胃の痛みは、胃の粘膜が何らかの原因でただれたりすることが原因で生じることが多いといわれています。

急性胃炎

ウイルスや細菌に感染することで生じることがあります。
その他、アルコールやストレス、薬の副作用、暴飲暴食などが原因で胃の痛みが生じることもあります。

慢性胃炎

慢性的に胃の粘膜に炎症が起きている状態です。
ヘリコバクター・ピロリの感染が主な原因ですが、ストレスや薬の副作用、食生活の乱れなどで生じることもあります。
なお、ピロリ感染が長く続くと、胃がんになる可能性が指摘されています。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の粘膜が胃酸でキズつき、えぐれてしまっている状態です。
ピロリ感染やストレス、薬の副作用で生じることもあります。
キズが深くなると胃や十二指腸に穴があき、腹膜炎を起こすこともあります。このような場合には緊急手術が必要です。

胃炎や潰瘍があると、どのような症状があらわれるのですか?

病気によって、症状に若干の違いがあります。

急性胃炎

症状は急激にあらわれます。胃の痛み(みぞおちあたりの痛み)のほか、胃から出血がある場合には、吐血したり、下血する(肛門から血液が排出される)こともあります。

慢性胃炎

慢性胃炎では、胃もたれや胃の不快感、膨満感(おなかが張る感じ)や胸やけ・吐き気、食前や食後に胃の痛みを感じることが多いです。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍では食事中や食後に胃の痛みが起こることが多いです。
一方、十二指腸潰瘍では空腹時に痛みが起こることが多いです。
キズの部分から出血していると吐血したり、出血が長期間に及ぶと貧血になることもあります。
また、便に血液が混ざるため、真っ黒な便が出ることもあります。

胃の病気の検査は、どのようにして行うのですか?

検査は、胃カメラでの診察が必要となることが多いです。
症状によっては、検査時に粘膜の組織をとって調べたり、出血している部分の止血を行ったりすることもあります。

胃の病気はどうやって治療するのですか?

病気によって、治療内容も若干異なります。

急性胃炎

出血量が多い場合には、内視鏡で止血を行います。
必要に応じて絶食を行い、胃酸をおさえる薬を服用します。
その他、消化管の動きをコントロールする薬などが使用されることもあります。

慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃酸をおさえる薬を服用します。ピロリ感染がある場合には、ピロリ菌を除菌する治療を行います。
必要に応じて、胃の粘膜を保護する薬や酸を中和する薬、消化管の動きをコントロールする薬なども使用します。

治療で注意すべきことはありますか?

処方された薬は、医師の指示通りに服用するようにしましょう。
自己判断で増量すると思わぬ副作用が生じる可能性がありますし、治療を中断すると症状が再発しやすくなります。

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