あせもは、汗を大量にかいた後に皮膚に小さな水ぶくれやぶつぶつができる病気です。
軽いあせもは肌を清潔にすることで治ってしまうこともありますが、悪化すると細菌による感染症を起こしてしまうこともあります。
汗をかいた後、かゆみが治まらないようであれば、医療機関を受診して診察を受けることをおすすめします。
新宿駅前クリニック皮膚科では、あせもをはじめとした皮膚の病気を保険診療専門で診察しております。
お忙しいビジネスマンの患者さまにもご利用しやすいように、ご予約は不要としております。
また、女性の患者さまにも安心してご利用していただけるように、女性医師による診察も行っております。
女性医師をご希望の場合には、問診票にご記入あるいは受付にお申し付けください。
皮膚科担当の女性医師がおりましたら、診療を担当させていただきます。
大人でもあせもができることがあるのですか?
あせもは子どもの病気と思われがちですが、大人でもあせもができることがあります。
高熱を出している方や、工事現場や工場内など高温多湿な環境で作業をしている方などによくみられます。
あせもの原因は何ですか?
あせもは、汗を皮膚の表面に運ぶ細い管(汗管)が詰まってしまい、行き場を失った汗が皮膚の内側ににじみ出すことによって発症します。
あせもになると、どんな症状があらわれるのですか?
皮膚の浅い部分で汗管が詰まると、ごく小さな透き通った水ぶくれがたくさんできます。通常、痛みやかゆみはほとんどありません。
皮膚の深い部分で汗腺が詰まると、赤く盛り上がった小さなぶつぶつができたり、赤っぽい小さな水ぶくれができたりします。
チクチクとした痛みやかゆみをともなうことも多いです。悪化すると細菌による感染症を起こし、膿がたまることもあるので注意が必要です。
なお、あせもができやすいのは、顔・首・からだ・ひじの内側・ひざの裏側・わきの下などです。
あせもの診断に、検査は必要ですか?
あせもの診断に、検査は必要ありません。
問診や皮膚の状態などから診断を行います。
あせもはどうやって治療するのですか?
痛み・かゆみのないあせもは、汗をこまめにふいたり洗い流したりして、皮膚を清潔に保つことで自然に治ることが多いです。
かゆみや痛みをともなう場合は、炎症をおさえるステロイドの塗り薬を使います。
細菌に感染して膿がたまっているような場合には、抗生物質の飲み薬を使って治療します。
あせもを市販薬で治すことはできますか?
あせもに効果があるとされる市販薬は数多く販売されていますが、適切な治療を行わなければ症状が悪化する可能性があります。
ステロイドの塗り薬は、使う場所や症状に合わせて適切なものを使わなければなりませんし、抗生物質の飲み薬はそもそも市販されていません。
自己判断で市販薬を使うのではなく、医療機関で適切な治療を受けることをおすすめします。
あせもを予防する方法はありますか?
エアコンなどで温度や湿度を調節し、汗を大量にかかない環境を整えることが大切です。
しかし仕事などでそのような環境が難しい場合には、こまめに汗をふく、汗をかいたら下着を取り替えるといった方法で、皮膚を涼しく乾いた状態に保つようにしてください。
そして帰宅後は、汗をしっかり洗い流すようにしましょう。
汗を洗い流すときは、皮膚をキズつけないよう泡でやさしく洗うよう注意してください。