顔が赤くて、かゆい

顔の赤みやかゆみは、人と接する機会の多いビジネスマンやOLにとってつらいものです。
自己判断で市販薬を使い、症状が悪化してしまう方も少なからずいらっしゃいます。
顔の赤み・かゆみが生じる病気はいくつもあり、市販薬での治療が難しい病気も多いです。
医療機関を受診して治療を受けることをおすすめします。

新宿駅前クリニックは、新宿駅から徒歩1分で通いやすく、新宿駅周辺にお住まいの方はもちろんのこと、新宿や代々木、都庁前方面にお勤めのビジネスマンの方々にもご利用いただいております。
予約不要で、受付は19時(初診の患者さまは18時)まで行っておりますので、仕事帰りにお立ち寄りいただくことも可能です。
また、女性の患者さまにもお気軽にご利用いただけますよう、女性医師による診察も行っています。

顔に赤みがあってかゆいのですが…。どんな病気が考えられますか?

顔が赤くなってかゆみが生じる病気としては、接触性皮膚炎・日光皮膚炎・アトピー性皮膚炎・酒さ・脂漏性皮膚炎・伝染性紅斑・薬疹・単純疱疹・帯状疱疹などが考えられます。

それぞれの病気の特徴などを教えてください。

接触性皮膚炎

いわゆるかぶれです。
化粧品やクレンジング、日焼け止めなどで生じることがあります。
今まで使用していて大丈夫であったものでも、ストレスや寝不足などでかぶれの症状があらわれることがあります。
かぶれの原因となっているものの使用を中止することでよくなることが多いですが、症状がひどい場合には、炎症をおさえるステロイドの塗り薬を使います。
また、かゆみをおさえる飲み薬が処方されることもあります。

日光皮膚炎

紫外線の刺激によって起きる皮膚炎です。
外出時に紫外線を避けることで予防できますが、日焼け止めでかぶれることもあるので注意しましょう。
症状がひどい場合には、ステロイドの塗り薬が処方されます。

アトピー性皮膚炎

皮膚に湿疹ができたりかゆみが生じたりする病気です。
顔だけではなく、体や手足などにも症状があらわれることが多いです。
保湿剤・ステロイドの塗り薬・免疫をコントロールする働きのある塗り薬・アレルギー症状をおさえる飲み薬などで治療を行います。

酒さ

顔面が赤くなり、小さな吹き出物があらわれたりする病気です。かゆみを感じることも多く、毛細血管が広がったり、フケのような粉が出たりすることもあります。
ある種の抗生物質の飲み薬を飲むと、症状が改善されるケースもあります。ステロイドの塗り薬・免疫をコントロールする働きのある塗り薬などを使用することもあります。

脂漏性皮膚炎

発症に、カビの一種がかかわっていると言われている病気です。顔の脂漏性皮膚炎は、眉と眉の間や鼻のわきなど、脂の出やすい部分に発生しやすいです。
抗真菌薬入りのローションやステロイド入りのローションで治療を行います。

伝染性紅斑

りんご病とも呼ばれる病気です。
風邪のような症状に加え、顔や手足の皮膚に赤いぶつぶつがあらわれます。
重症の場合には、関節に痛みが生じることもあります。
病気自体を治す薬はありませんが、熱や関節の痛みがひどい場合には解熱鎮痛剤を使用したり、脱水を起こしている場合には点滴を行ったりすることもあります。

薬疹

薬によって生じる湿疹です。
顔だけではなく、全身に症状が出ることが多いです。
原因となる薬剤の使用を中止すればおさまることが多いです。
ただし、薬を中止しても症状がおさまらない場合や、症状がどんどん悪化する場合には、救急受付などを行っている病院で早急な治療を受けることが必要な場合もあります。

単純疱疹

いわゆるヘルペスです。
口の周りにできるものを、口唇ヘルペスと呼びます。
ピリピリ・チクチクといった違和感の後に皮膚がはれ、水ぶくれができます。
単純疱疹は、症状が落ち着いた後もウイルスが神経細胞内にひそんでおり、風邪・疲労・ストレスなどで体が弱ってくると、症状が再発します。
抗ウイルス薬の飲み薬や塗り薬で、治療を行います。
痛みがひどい場合には、痛み止めが処方されることもあります。

帯状疱疹

体の片側の一部に、痛みのある赤いぶつぶつが帯状にあらわれる病気です。
水ぼうそう感染後、神経内にひそんでいるウイルスが原因で生じます。
加齢や疲労・ストレスなどで体が弱っている時に生じやすいです。
皮膚の症状が落ち着いても、痛みや水ぶくれのあとが残ることがあります。
抗ウイルス薬の飲み薬や塗り薬で、治療を行います。
痛みがひどい場合には、痛み止めが処方されることもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA