膀胱炎の症状

トイレに行った時に排尿痛を感じたり、トイレが近くなったりと膀胱炎を経験したことがある方も多いのではないでしょうか?特に男性より女性の方が、罹患率が高く女性であれば一生に一度は経験するともいわれています。そこでこの記事では膀胱炎の原因や症状、治療方法について解説していきます。

膀胱炎とは

膀胱炎とは膀胱に炎症が起こっている状態のことを指します。
原因は多岐に渡りますが、一般的に細菌によって引き起こされたものを膀胱炎と呼びます。特に大腸菌によって引き起こされることがほとんどです。
なぜ女性の方が、罹患率が高いのかというと理由は尿道の長さにあります。男性の方が女性と比較して尿道が長いために膀胱までの道のりが遠いのです。そのため、尿道の短い女性の方が膀胱炎になりやすく、大便に含まれている大腸菌が尿道を通して膀胱へと侵入することで膀胱炎は引き起こされます。

膀胱炎の症状

膀胱炎の主な症状は尿のにごり、血尿、排尿痛、頻尿です。細菌が腎臓を経由して血液に侵入してしまうと腎盂腎炎になってしまうため、発熱を伴うこともあります。
自覚症状としては頻尿、排尿痛が起こるために、この時点で検査や治療のために病院を受診することが重要です。これらの症状を放置していても改善することはないためにしっかりと治療をしていきましょう。

膀胱炎の治療方法

膀胱炎の治療は抗菌薬が用いられます。特にセフェム系抗菌薬であるセフカペンピボキシルを用いて治療を行っていく医者が多いです。抗菌薬を7~10日間服用することで症状が改善して治療が完了します。

注意点としてはしっかりと処方された分の抗菌薬を飲みきることです。投薬が始まると2~3日ほどで症状が改善されることがほとんどです。しかし、ここで自己判断から服用を中止してしまうと思わぬリスクが生じてしまう可能性が多いです。
それは耐性菌の出現です。耐性菌とは膀胱内にまだ残っていた細菌が強くなり繁殖することであり、これまで有効だった抗菌薬が効かなくなってしまうのです。こうなると膀胱炎がなかなか治りにくくなってしまいます。このような事態を避けるために、抗菌薬は必ず飲みきりましょう。
また、膀胱炎は生活習慣と密接な関係があるため、治療したとしても同じ生活を続けていると再び膀胱炎になってしまうことが多いです。おしっこを我慢したり、毎日お風呂に入らないなどの生活習慣は膀胱炎の罹患率を高めます。陰部を清潔にして、尿意を我慢せずにトイレに行きましょう。

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