先日、久しぶりに姶良の実家へ帰ったときのこと。庭の草が生い茂り、郵便受けには広告が山積みになっていて、なんとも言えない寂しさを感じました。「あぁ、家も人の気配がないと、こうも空気が変わるんだな」と、しみじみ思いました。
実家とはいえ、今は誰も住んでいません。自分は市外に住んでいて、頻繁に通うのも難しい。そんな中で浮かんできたのが「空き家管理」という言葉でした。
姶良市の空き家管理は、今を支える仕組みでもある
調べてみると、姶良市では空き家の相談窓口や管理サービスが用意されていて、個人ではなかなか難しい部分をサポートしてくれる体制が整っているようです。行政が積極的に関わっているというのは、安心感につながります。
特に驚いたのは、管理だけでなく「空き家バンク」や「解体補助」など、次の使い道までを見据えた制度があること。これなら、ただ放置して老朽化させるのではなく、「今ある家の未来」を考えながら選択できる。そんな気持ちになれました。
個人では手が届きにくい換気や通水、庭の手入れも、地域の人たちや団体が手伝ってくれる仕組みがある。こうした“地域ぐるみの見守り”みたいなものがあるのは、やっぱり姶良という土地柄ならではなのかもしれませんね。
空き家って、ただの家じゃないんですよね
実家って、そこに人が住んでいなくても、やっぱり自分にとっては「帰る場所」なんです。柱のキズ、廊下の音、窓から見える景色。どれもが、記憶と繋がっていて、簡単には「処分」なんて言えません。
でも、だからこそ、ちゃんと管理しておきたいと思うんです。時間が経てば経つほど手がつけられなくなるし、近所に迷惑がかかるのも本意じゃない。自分で見に行けない日常の中で、信頼できる管理の仕組みがあること。それは、心の支えにもなります。
姶良市で空き家を持つなら、今できることを考えておきたい
「そのうちやらなきゃ」と思っているうちに、あっという間に時間は過ぎていきます。空き家問題って、遠い話じゃなく、意外と“明日の自分”の課題だったりするんですよね。
姶良市の空き家管理という選択肢は、ただ建物を維持するためのものじゃなく、自分や家族の想いをつないでいくための、大切な仕組みだと感じます。空き家になった家をどうするか――それを考えることは、これからの自分の暮らし方を考えることでもあるのかもしれません。
